ジョハナ・マイナがもたらした笑顔と仲間の絆

◆ジョハナ・マイナがもたらした笑顔と仲間の絆
Johana Maina brought smiles and bonds between teammates

2012年5月、ジョハナ・マイナはケニアから日本にやってきた。来日してわずか数日。気候も言語も違う場所で、いきなり2012年仙台国際ハーフマラソンを走ったジョハナ・マイナは、1:01:34で優勝。藤原新選手(1:03:32)、川内優輝選手(1:03:49)など国内有力選手に2分近い差をつける、見事な走りだった。この記録は、今も大会歴代3位タイのタイムとして大会史に残っている。

Johana Maina came to Japan from Kenya in May, 2012.  In a few days (after his arrival), he ran in the Sendai International HalfMarathon 2012 and won in 1:01:34, in the country where the weather and language are completely different.  It was an excellent run, almost two minutes faster than  Arata Fujiwara(1:03:32) and Yuki Kawauchi(1:03:49), two of the best runners in Japan.  This remains the third-tie record in this competition.

 

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その鮮烈なデビュー戦以降、ジョハナ・マイナは富士通陸上競技部の強力な外国人助っ人となった。
同郷のギタウ・ダニエルと切磋琢磨しながら、東日本実業団対抗駅伝、元旦のニューイヤー駅伝で活躍。インターナショナル区間を走り、各チームの世界的強豪選手とデッドヒートを繰り広げた。

After the spectacular debut, Johana Maina became a strong foreign helper for the Fujitsu Track and Field team.  He worked hard with Gitau Daniel, who was from the same province, and ran splendidly in the East Japan Industrial Ekiden and New year Ekiden.  He ran the international section, and ran neck and neck with the big-name foreign runners from each team.

そして何より、彼の明るい性格が富士通陸上競技部にもたらしたものは大きい。人懐っこい性格はチームに受け入れられ、常に優勝を目指す競技に対する真摯な姿勢は、チームメイトに勝利への意欲を植え付けた。

But just as big was what he brought toFujitsu Track and Field team with his cheerful character.  He was easily accepted by the team because of his friendly personality, and his sincere effort and attitude for win instilled in his teammates the desire for victory. 

 

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2016年5月の東日本実業団陸上。男子5000m決勝タイムレースに出場したジョハナ・マイナは、足の痛みを感じて途中棄権した。しかし、棄権する間際までチームメイトのジョン・マイナをサポートし続け、彼の優勝の立役者になった。

優勝したジョン・マイナは「優勝できて、とても嬉しい。中盤からはジョハナ・マイナ選手がペースメーカー的に協力してくれたので、最後まで走り切れた」と彼への感謝を口にした。

そして、ジョハナもまた自分のことのように、仲間の成功を心から祝福した。「痛みがあって棄権したが、チームメイトのために走ることができた。結果的にジョンが優勝できて、個人的にも満足している」、そんな自分の成功よりも仲間の成功を喜ぶ選手だった。

During the East Japan Industrial Track and Field Meeting in May 2016, Johana Maina withdrew from the final of 5000m race because of his painful foot.  However, he continued to support his teammate John Maina until his withdrawal and that helped John greatly to win the race.  John Maina said with appreciation, “I am really happy for my victory, and I could finish  strong because Johana Maina played the part of pacemaker for me after the middle part.”  Johana also congratulated him wholeheartedly for his teammate’s victory.  He said, ” I had to withdraw because of the pain, but I could run for my teammate.  I am personally satisfied with John’s victory.”  He was the person who was pleased with his teammates’ success more than his own.

 

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不運にもケニアに帰国中の急病により、帰らぬ人となってしまったジョハナ・マイナ。彼と共に走ることはもうできないが、その意思は富士通陸上競技部に託された襷の中で生きていく。

Unfortunately, Johana Maina passed away in Kenya because of sudden illness.  We cannot run with him any longer, but his will will live on in the tasuki (sash for ekiden-relay) he passed to the Fujitsu Track and Field team.

 

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髙瀬慧選手競技後コメント

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男子200m決勝 2位:髙瀬 慧 (富士通)  20秒31

pencil今回の日本選手権は、体的に8割ぐらいの状態で臨んだ大会でした。今シーズン200mに関しては東日本実業団陸上の1本しか走っていなくて、20秒90前後だったので、心と体があっていないかもしれない不安などがあり、この1か月はすごく長く苦しい期間でした。その中で調整してきて、今大会の予選も何秒で走れるかわからない状況だったので、今回は予選が一番苦しかったですね。

東日本の時は、ある程度、自分が20秒60~70あたりでいけるかなと思ったところが、20秒90になってしまった。『感覚とタイムがずれているんじゃないか』と不安になったり、200mに関しては練習もうまくつめておらずほぼ“ぶっつけ本番”でいったので、どれだけ感覚とタイムの差があるのかわからないのが、一番不安でした。

その中で、予選をなんとか20秒49で走り、そこである程度はいけそうだという目算がたった。だから、決勝は気持ち的にいい状態で臨めましたし、今の力は出せたので、その点はよかったです。今シーズンは完全に8月のリオオリンピックに全てをかけてピーキングしているので、日本選手権で内定確定はできませんでしたがは、しっかり結果は出せてよかったです。ここまで、コーチが今必要なことをしっかりアドバイスしてくれて調整できたのはすごく心強かったです。

まだ練習でつめていないのは、スピード持久や足の回転の速さ・キレの部分。それを突き詰めて、心と体を一致させていけば、自然に結果・記録はついてくると思うので、それを進めていきたいと思います。ひとつの課題としていた、“筋と腱を伸ばす”というところも突き詰められれば、体のピークは8月にあわせているので、今までより余裕を持って行けるかなと思っています。

この大会まで不確定な部分が多かったのですが、それが今回拭えた、確信に変わり始めた大会になったので良かったと思います。

今回の日本選手権はいつもに増して応援メッセージが来たり、周りの人に支えられているのだと、心強さを感じる大会でした。リオではしっかり自分の走りをして、応援して下さる皆さんの心を動かすレースをしたい。そのためには結果も求められると思うので、しっかりみなさんに“届ける走り”をしたいと思います。

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松枝博輝選手競技後コメント

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男子5000m決勝 11位:松枝博輝 (富士通) 14分10秒19

pencil今年は順調にトレーニングをつめていたので、勝負しようと思って日本選手権に挑戦しましたが、結果及ばずでした。オリンピックに行けなかったら、どのタイムでも同じというぐらいの感覚で臨んでいたので、残念です。今回は今回、次は次と切り替えていきたいと思います。

社会人になってから13分25秒を目標にしていて、切れる位置まで来ているかなと自分で思ったのですが甘かった。もう一度見つめ直して、来年は世界選手権があるので、そこをがんばりたいと思います。

最大の目標は東京オリンピック出場ですが、今は一年ずつしっかり目標をたてて、しっかりトレーニングしていきたいと思います。ロードや長い距離に関して苦手意識があるので、駅伝などでは求められた区間を求められたタイムで走りたいと思っています。

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