第96回日本陸上競技選手権 男子・女子20km 競歩大会

目指すのは世界一

鈴木選手が13年ぶりに日本記録更新、森岡選手が世界選手権出場内定、大利選手が大会3連覇と、素晴らしい結果に終わった今年の日本選手権20km競歩。

その中でも鈴木選手は、日本人初の1時間18分台なるかという好レースをゴール直前まで展開し、会場を大いに沸かせてくれました。惜しくも18分台には届きませんでしたが、1時間19分02秒と日本記録を30秒近く縮める快挙を達成。レース中は集中した厳しい表情の鈴木選手も、ゴール後殺到するインタビューに、満足そうな笑顔で応えていました。

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しかし、彼は決して浮かれてはいません。「後半でペースを落とさなければ18分台はいけた。それができるのがメダリストの強さ」「世界トップを目指すなら、あと1分速くなければいけない」

そう、偉大な記録を作ったといっても、それは「通過点」。今村コーチも「ようやく目標の記録に近づいてきた」「まだまだいける」と、鈴木選手はまだ伸びると語ってくれました。

目指すのは、オリンピックでのメダル、そしてその向こうにある世界一。今日の記録を足掛かりにさらなる飛躍を見せてくれるであろう鈴木選手の今後に、みなさんご期待ください!

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今村コーチ 試合後コメント

今村文男コーチ コメント

Imamura

男女共に優勝で、森岡も自己ベストでしたから、良い結果だと思います。

鈴木はようやく目標としている記録に近づいてきました。技術的な部分では高いものをもっているので、あとはスピードと持久力をつければ、まだまだいけると思っています。森岡も3年ぶりに自己記録をマークして、50㎞につながるレースができました。大利は少し前に故障していたのもあり、持久的な練習が十分につめず後半のペースダウンにつながったので、能美に向けて立て直そうというところですね。

今後は国内にとどまらず、海外への意識を持つことが重要になると思います。陸連も方向性として世界を意識していますし、例えば今回の日本代表派遣設定記録も、世界ランキング16位に匹敵するタイムが設定されていました。そうした高い目標を持つ中で、選手だけではなく、陸連・チーム・所属として強化していくことが大事だと思っています。

鈴木選手には、まず「おめでとうございました」という言葉をおくりたい。ただ彼にとっては、日本記録更新もひとつの通過点。18分台という大きな目標もありますし、メダルに続く意味でももう少し高い目標を達成できるように、チーム全員で頑張っていきたいと思います。

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鈴木選手 試合後コメント

鈴木雄介 1位 1時間19分02秒 ※日本新・大会新記録

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今日は当初、前半余裕をもって進めて、後半でビルドアップしていくレースを考えていました。しかし、1㎞付近で集団から出た時に西塔選手がついてきて、彼が臆することなく横についたり前に出たりしてきたので、前半はこのペースで押し切るしかないなと思っていました。結果的には、西塔選手のおかげで今日の記録が出せました。自分ひとりでは絶対に出せなかったと思います。

後半はコーチ陣にペースを上げろとゲキを飛ばされて、自分も“上げたい”という気持ちで歩いていましたが、あげきれず後半で少しペースを落としてしまったのが残念です。それができれば18分台は出せていましたし、それをあげるのがメダリストの強さだと思うので、まだ少しメダルには届かないなとも感じています。

年々、成長している実感はあります。オリンピック後からは、19分近くを狙った練習をしているので、その計画通り達成できたことが、五輪後からの一番の成長かなと思います。今回、オリンピックでメダルを目指せるような記録が出せたので、今後は実際に本番でメダルが取れるようなレース展開を考えていきたいですし、今日のようなペースでも前半・中盤と余裕をもって歩けるようになりたいと思います。

率直に言えば、19分が出せたのは嬉しい。ただ、オリンピックのメダルもですが、世界のトップを目指すとなると、あと1分速くなければいけない。その1分、そして2分を来年・再来年と縮めていけるように頑張りたいと思います。

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大利選手 試合後コメント

大利久美 1位 1時間30分45秒

Ootosi

ひとりで歩くということは想定していたので、内定記録を意識してレースを進めていくつもりでした。しかし、内定記録にも1分10秒およばない形となり、結果には全然納得していないです。力不足です。

今日は前半にできるだけつっこんで、リードを大きく広げて、後半はその貯金を使いつつ、なるべく余裕をもってゴールしたいという気持ちがありました。でも、前半から思うように体が動かず、ペースもあがりませんでした。7㎞ぐらいから体の感覚と動きが違うというズレを感じていたので、中盤から(世界選手権内定記録の)タイムを切るのは厳しいなと思いながら歩くことになってしまいました。

今回の試合に向けて、25㎞以上を歩く練習が少し足りなかったかなという感覚があるので、歩きこみの時にもっと長い距離を踏む回数を増やすことを、改善点として感じました。世界選手権の代表に選んでいただけたら、それにつながるように立て直していきたいと思います。

鈴木選手の記録については、同じコースで歩いていたので、レースを見ていてすごいなぁと思っていました。こちらも、力と刺激をもらいながら歩くことができました。鈴木選手は合宿からずっと一緒にやってきている仲間なので、本当にすごいと思いますし、嬉しいです。

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森岡選手 試合後コメント

森岡紘一朗 3位 1時間20分14秒

Morioka

 

今回は1㎞4分ペースで押していって、3位以内を目標としていたので、ある程度自分の想定したレースになったと思います。前の2人(鈴木選手と西塔選手)と一緒に歩けなかったのは残念でしたが、現状の力を発揮するには、今日のようなレースを選択するしかありませんでした。さらに上を目指す時には、先頭につきながらレースをしなければいけないので、今後の課題になったと思います。

ここ数年、20kmで力を発揮できたレースがなかったので迷った時期はありましたが、今回は自分の力を発揮することを第一に取り組んできました。そういう意味では、現状として自分の力を出せたと思います。

次は4月に輪島で行われる日本選手権。すぐ50㎞にシフトチェンジして、来月からは本格的な合宿をはり、そこでもう一度鍛えなおして50㎞でいい結果が出せるように頑張ろうと思います。

チームメイトが日本記録を出したということで嬉しいですし、僕にも刺激になっています。専門は違いますが、二人で意識しあいながら切磋琢磨して、世界で戦える力をつけていければと思います。

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最終結果

「第96回日本陸上競技選手権 男子・女子20km 競歩大会」 の結果は、下のとおりです。

・男子20kmW
1位 鈴木雄介(富士通) 1時間19分02秒(※) 日本新・大会新記録
2位 西塔拓己(東洋大) 1時間20分05秒(※)
3位 森岡紘一朗 (富士通) 1時間20分14秒(※)

・女子20kmW
1位 大利久美(富士通) 1時間30分45秒
2位 岡田久美子(立教大) 1時間32分22秒
3位 前田浩唯(立命館大) 1時間33分14秒

(※)日本陸連が設定したタイムを切り、モスクワ世界選手権日本代表に内定しました。

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女子20㎞競歩、大利選手が見事に3連覇!

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女子20㎞競歩、大利選手もゴールしました。僅かに世界選手権出場内定記録には届きませんでしたが、見事に1時間30分45秒の記録で3連覇!今年も、圧倒的な強さを発揮しての優勝。今後も期待したいと思います。

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鈴木選手、日本記録を13年ぶりに約30秒更新!世界選手権も内定!

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男子20㎞競歩がゴールしました!なんと鈴木選手が日本記録を13年ぶりに更新!1時間19分02秒でフィニッシュし、以前の日本記録1時間19分29秒を約30秒も縮める快記録をマークしました!もちろん、世界選手権出場内定記録も突破。おめでとう、鈴木選手!

さらに森岡選手も1時間20分14秒と、世界選手権出場内定記録内でゴール。2人とも、素晴らしいレースを見せてくれました!

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女子20㎞もスタート!大利選手は序盤からトップに!

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女子20㎞もスタートしました!前回大会優勝を表すゴールドのゼッケンがまぶしいです!

大利選手は序盤の2㎞あたりからすでに後続を引き離して、単独トップで歩いています。しっかり実力を発揮して欲しい!期待しましょう!

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男子20㎞スタート!レースは日本記録ペースで進行中!

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男子20㎞がスタートしました!

現在レースは8㎞付近を通過。鈴木選手がトップ争い中で、日本記録ペースの速いレースが展開されています。森岡選手は第二集団につけています。記録に期待しましょう!

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